2008年3月3日月曜日

ATH-CK10

ATH-CK10 (オーディオテクニカ)



ちょっとした気まぐれで,カナル型ヘッドフォンを新調してみた.オーディオテクニカのATH-CK10である.


パッケージから取り出してみて印象的なのは,ユニットが小さいこと.写真で見ると大きく感じてしまうが(もちろん,イアピースとの比較で冷静に見れば小さいことはわかる),実際にはかなり小さい.


一聴してまず感じたのは,高域が強いこと.デュアルバランスドアーマチュアなのでもうちょっと低域に振ってあるかと思ったが,そうではないようだ.低域に関しては柔らかく聴かせる感覚で,これはこれで悪くはないと思う.低域重視の人は物足りないだろうけど.


高域にしても,以前に使っていたShure E3cのようなまっすぐ伸びる固い高域ではなく,ふんわり感がある.ただ,曲によってはハイハットの音がきつすぎてちょっと辛いのと,女性ボーカルが乾いた感じになってしまうところが気になる.まだ買ったばかりなので,エージングが進めば改善されるのではないかと思うのだが.


全体の印象としては,やわらかい,ふんわりした音場を聴かせる感じがする.逆に言うと,シャープさが足りない感じを受けるとも言えるのだが,解像感はしっかりある.ただし,今の段階では,かなりソースを選ぶタイプのようである.